オブジェクトの specification【第 5 回 Python × Blender】

今回の内容は、前々回の記事『オブジェクトの選択【第 3 回 Python × Blender】』
tamaki-py.hatenablog.com
そして前回の記事『オブジェクトのアクティブ化【第 4 回 Python × Blender】』
tamaki-py.hatenablog.com
に関連しています。



Blender のオブジェクトを操作したりそのデータにアクセスするにはには 3 つの方法

  • 選択(Selection)
  • アクティブ化(Activation)
  • Specification

があると前回紹介しました。今回説明するのは specification です、これは Python スクリプトのみしかできない方法です。



とは言ってもオブジェクトの specification は前回前々回で既に使っている方法です。ただ単にオブジェクトの名前を用いてオブジェクトのデータにアクセスすることを specification と言っているだけです。



例えばbpy.data.objectsは全ての Blender オブジェクトのリストですが、このうちCubeという名前のオブジェクトがあればそのオブジェクトはbpy.data.objects['Cube']です。



そしてCubeという名前のオブジェクトの名前や位置はそれぞれbpy.data.objects['Cube'].namebpy.data.objects['Cube'].locationのように、.name.locationのようなドットシンタックスで得ることができます。



ただそれだけです。余談ですが、specification の訳が「仕様・詳述」という感じなのですが、なんかイメージにしっくり来ずそのまま英語で言っています。日本語にするならどちらかというと「特定」くらいの印象ではあります。



ただCubeという名前のbpy.data.objects['Cube']オブジェクトはこのオブジェクトの全てのデータを持っている(?)ので「仕様」というのもわからんわけではないのですが、オブジェクトにアクセスする際に「仕様」というのもよくわからんので、やっぱり specification 留まりです。あまり専門的にならないように和製英語や日本語で説明したいところではありますが。